エロイ事をくそまじめに考察するブログ

R18って訳でもありません

売春がなぜ悪いかを真剣考えてみる(2)~男ってのは浮気する生きものなのか!?っていうのは別に問題ではない~

前回はこっち


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絵:ヨハネス・フェルメール「娼婦(取り持ち女)」

売春がなぜ必要悪なのかというところで気が付いたら更新するのを忘れてたパターン


風と世の中というのは気まぐれにふくものですから。
更新だって気まぐれなわけです。

んなことはどうでもいい

そう。売春。なぜ必要悪なのか!?

そもそもですね、性にはダブルスタンダードというのがあるのです。

こんなこと聞いたことありませんか?

「男の浮気はしょうがない」

ここ最近では、「男も女も浮気はするもの」という考えは浸透しているようにも思えますが、
ではなぜそもそも「男は浮気する生き物」と考えられているのでしょうか。

それがつまり性のダブルスタンダードなのですます。

性のダブルスタンダードとは

砕いて言うと、

「男はセックス大好きでもいいけど、女がセックス大好きとかマジビッチ!」
という規範です。

ほら。胸に手を当て思い浮かべてみて。

男友達が、「ヒャッハー!ついに100人とセックスしたぜえええ!」っていうのと、
女友達が、「ヒャッハー!ついに100人とセックスしたわあああ!」というのでは、
なんか違うでしょ?

どっちも頭悪いのに。

男ってやつはまったく

これはなにもつい最近の話ではなく、ローマ時代から言われていることなのです。

生物学的にいうと、確かに霊長類は一夫多妻制です。
それは、生物学的に種を残すという生き物本来の目的としては正しと思います。
でも、キリスト教を中心に、一夫多妻制は「古い」とされ、「一夫多妻制ダメ絶対!」となったのです。
それでも、性のダブルスタンダードが消えたわけではないのです。

つまり、

男の性欲(セックス我慢できないんですけそ)はそのままに、妻の数が減ってしまったのです。
女はセックス大好きずっこんばっこんではいけません。
(ちょっと時代背景がこんがらがってるけど、今は100年くらい前を想像して読んでおいて下さい。しかもヨーロッパあたり)

では男はどこにいかなければいけないのでしょう。

そこで現れるのが売春婦です。

あれ?でも女はセックスしまくっちゃダメなんでしょ?

そう。女の性規範は、セックスしまくるな!です。

でも、男のセックス欲を受け止める女がいなければ、男は狂い死にするか、男同士でしなければならない・・・と考えられたのでしょう。

そのため、売春婦は、「女としてはダメだけど、男の性欲を受け止めるためには必要な存在」

つまり、これが「売春婦は必要悪」ってされたってわけ。


疲れたから、また続きは次回


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