恋愛について真剣に考えてみた
恋・・・してますか?
突然ですが、質問です。
あなたは今、恋していますか?
誰にしてますか?
ところで恋ってなんですか?
おいしいですか?
苦しいですか?
「ねぇ・・・恋愛ってなんなの?」
恋愛の定義をきちんと言えた人間はきっと、ノーベル賞を受賞できると思っています。
それくらい恋愛ってのは複雑で難しいので、他人の答えを求めるのではなく、自分で自分が納得できる言葉をみつけましょう。
どういうことよ!人を愛しいと思う!それが恋愛でしょ!?
分かってるじゃないですか。
ちなみに、今日本で言われている恋愛というのは、文化人類学的には「ロマンティック・ラブ」と言われているものです。
つまり、「人と人が運命的に出会い、この人と一生一緒にいたい!」となるということです。
ざっくりいうとね。
ロマンティック・ラブ・・・なんてロマンティックなの!
そう。とってもロマンティックなロマンティック・ラブ。
一応起源というのがありまして、これは騎士道盛んなヨーロッパが起源だと言われています。
確か、フランス革命とかより前のあたり。
素敵!騎士(ナイト)が文字通りお姫様と恋に落ちるのね!!!!!
そうです。ナイトがお姫様と恋に落ちるのがロマンティック・ラブの起源と言われています
(諸説あります)
でもよく考えてね。
ナイトってなに?
え?ナイトって騎士よ!姫を迎えに来る愛の騎士よ!
冷静になりましょう。
騎士というのは城の城主に使える、いわゆる部下です。
で、姫・・・まぁ本当は女王というべきでしょうか、でも姫のほうが響きがいいから姫で。
で、その姫ってなに?
自分が使える王様の嫁でしょ?
え・・?あれ・・?
そう。ロマンティック・ラブの元は不倫です。
某芸能人が言う、不倫は文化というのははからずとも間違いではないのです。
つまりこういうこと
当時、貴族同士の結婚はいわばお見合いです。
親同士などが決める儀式です。
そこに、「この人は私の運命の人!一生添い遂げたいわ!」という感情がわき上がるかと言ったら必ずしもそうではないでしょう。
ですが、騎士との不倫はそうではなりません。
互いに、文字通り命をかけて関係をもつのです。
そう、互いに「この人が運命の人だ!」と信じて・・・
ちなみに日本にロマンティック・ラブが入ってきたのは明治時代
つまり、恋愛って実は、日本に根付いたのはたかが100年やそこらなのです。
しかし、これはあくまで、社会的・文化人類学的見解です
「ちょっと待ってよ!源氏物語の源氏とか、古典にはもろもろ恋がかかれているじゃない!」
確かに、そうです。
当然、私たちが今「恋愛」と感じている感情、これが当時の人たちがなかったとも言えません。
ただ、残念だながら、それを知るよしはないのです。
心理というのは今を生きる人間からしか知ることはできないのですから。
ただ、言うなれば、源氏は別に一人の人だけに恋してたわけじゃなく、同時並行であったということ、
そしてそれが別段なにも問題ではなかったということは、ロマンティック・ラブではない、ということができます。
あくまで文献上では・・です。
恋愛って奥深い
ところで、じゃあ今生きる私たちが、恋愛を全て共感できるかと言ったらそれは違います。
世界を見渡せば、一夫多妻線があったり、見合い結婚があったり・・・宗教・文化によって恋愛の形は様々、そしてきっとその心理を互いに理解するには難しいのです。
だからね
恋愛ってなに?悩む暇があったら当たって砕けろホトトギス!
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