『non-no』と『an-an』の創刊時からセックスについて真剣に考えてみた
といってもファッション的な意味じゃなくて、もちろん、エロイ観点で。
『non-no』と『an-an』っていつからあるの?
『an-an』は1970年に平凡出版(現マガジンハウス)がフランスのELLEと提携して創刊されて、
『non-no』は1971年に集英社がアメリカのGLAMOURと提携し創刊されました。
ちなみに創刊時の『an-an』は結構過激で、少年のフルヌード写真を載せたり、素っ裸の女性をのせたりと、今でやったら完全廃刊レベルです。
ちなみに、創刊時の『non-no』と『an-an』はお茶の水にある 石川武美記念図書館で見ることができます。(少なくとも5年前は見れた)
で、この雑誌の特徴って?
この両雑誌の特徴は、「少女」たちの生活に関する情報を提供しているってこと。
『non-no』は創刊号に
「ノンノは今後、あなたといっしょに、美しい人、美しい生活、美しい心を探しつづけていきたいと考えます」(『non-no』1971年創刊号)
というメッセージを掲載。
特に、この生活の提案のなかで最も重要視したのが恋愛、結婚、そして性に関するテーマなわけ。
で、特に面白いのが、これ!
これは実は『non-no』に載ってたマンガ。
なんと、新婚初夜!で初体験!!!!
今だったら考えられない!こんな情報載せようものなら
「は???」
となりかねない!
でも当時はそういう性観念だったということ。
でも、そして雑誌はある意味、「読者への規範」であったと考えると、
これはすごく「規範的なカップル」なわけ。
ここから、読み取れるのは70年代は
恋愛があって、結婚があって、セックスがあるというこういう順番があるということ!
じゃあ80年代は?
80年代半ばになると、結婚の特集よりも、恋愛に関する特集の方が目を引くようになる。
と、同時に性に関する話題も恋愛と結びつけて取り上げられるようになった。
「好きになってSEXするか、SEXしてから好きになるか」
(『an-an』1985年4月5日)
と『an-an』では書かれていて、このとき辺りから、
恋愛があって、セックスがあって、結婚があるという流れに少しずつ移行していった(少なくとも雑誌野中では)
つまーーーーり、
「別に結婚相手じゃなくてもセックスしてよくね?付き合ってるんだし♪」
となるわけです。
今でも似てるよね。
そして90年代・・・
すっかりなじみがある『an-an』のセックス特集。
『non-no』でも雑誌丸ごとではないしろ、セックス特集は目にするようになります
内容としては、セックスの悩みや、読者の体験談、セックスに関するアンケートが多く取り上げられたのです。
ごめん2000年以降は調べてない・・・
でもたぶんよりセックスに関するテーマはオープンに、そして自由になってるのではないかしらん。
両雑誌から考えられるセックスと少女
最初は雑誌が一方的に(ある程度需要に沿って)
恋愛→結婚→セックス と唱えてたけど、
徐々に
恋愛→セックス→結婚 へと変わっていた。
で、今ではきっと
セックス→恋愛→結婚 となってもきている
ただ、別にセックスした相手と必ず結婚する訳でもないし
セックスした相手と恋愛するわけではない。
たった30年とか40年前なのに、雑誌の中でもセックス観って変わってるのね。って話でした。
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